
Otasukéメンバーのフランスの思い出シリーズ 第10段 Villa Demoiselle
by Natsumi
シャンパーニュ地方のVilla Demoiselle。
私の思い出はパリから東北東に約130キロ、シャンパンで有名なランス(Reims)という街にある、Villa Demoiselle。
このお屋敷はアールヌーヴォーとアールデコのミックスされた珍しい様式の建造物です。
第一次世界大戦などを経て空家になり、中のものをほとんどすべて盗まれ、さらに不法滞在者(ホームレスなど)に占拠されていました。
それを2004年、今のオーナー(Vranken-Pommery Monopoleのトップ、Paul-François Vranken)がフランス中の一流の職人たちを集めて元のベルエポックの雰囲気を蘇らせるよう改修工事を行い、5年の歳月をかけて完成させたのです。
美しい館の中をガイドスタッフと共に見学することができ、その後にはシャンパンの試飲タイムもあります。なんと、子供用の飲み物も準備していただけるんですよ。
私は当時1歳になったばかりの息子を連れて訪れました。慣れない育児に四苦八苦している中、私を喜ばせるために夫が見つけてきてくれた思い出深い場所です。
夫と交代で抱っこしながらの見学でしたが、まるで夢の中にいるような美しさに感動したのを今でも覚えています。
見学には予約が必要となりますが、アールヌーヴォーやアールデコが好きな方にとっては一見の価値あり!ランスまではパリからTGVで約45分、Villa Denoiselleまではランス駅から3キロ弱ほどです。
書いた人:Natsumi
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