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Monsieur Fのフランス語り その4【フレンチバスクに行ってみよう!】

先般、オンラインカフェにて盛り上がったバスク地方。地形上隔絶された地域であったため、近代まで長く独自の文化と言語が保たれてきた稀有な場所ですが、今回はいわゆるフレンチ・バスクについて考えてみました。

スペイン領に比して、「10対1」位に領土的にも人口的にも小さいフレンチバスクを代表する街は、バイヨンヌ。バスコ語で「川」の意味で、文字通り川沿いにこじんまりと店が立ち並んでいます。隣町の富裕層御用達の避寒地、ビアリッツとは対照的に下町の雰囲気です。

まず、川沿いにあるバスク博物館に行きましょう。古代から現代に至るまでの歴史、文化、産業等々、豊富な展示とわかりやすいジオラマで、バスクというものを1-2時間で理解できます。あと町の中心部にはドーム型のマルシェがあり、チョコレートやバスク名産品から手芸品、雑貨までお土産を見るにはぴったり。

また、巡礼の道で最も人気のあるフランスの道の玄関口、サン・ジャン・ピエ・ド・ポルは「フランスの美しい村々」の一員。まさに。ここから急峻なピレネー山脈越えが始まります。
シーズンには、昼の猛暑を避けるため、霧も晴れない早朝から、世界中からの巡礼者が一歩一歩ピレネー越えの山道を歩いていく姿が見られます。

それに、バスク地方は山岳地帯なので、観光資源としての山岳鉄道があります。その一つがラ・リューヌの「Petit Train」。バスク湾の町・サン=ジャン=ド=リュズ を出発。最大勾配25%、標高差900m、30分かけてゆっくり上っていきます。コロナ前から窓を開けっぱなしの開放的な列車。半袖では凍えるほど寒く、しかも年季の入ったオンボロ列車なので、がたがた揺れ、カーブでは振り落とされそうなスリルがあります。

ところで、バスク地方に行ったら、やはり料理を楽しみたいもの。オンラインカフェでもとても盛り上がりましたね。まずは食前酒として出されるチャコリ、長期間の保存が利かない白ワインであり、サーブする際には、通常は背の高いグラスに高所から注がれる低アルコールの発泡酒です。それに、割りと寒い地域なので、シードル酒も飲み逃せません。シードルハウスといって、樽からそのまま次いで飲み干せる野趣あふれるレストランも郊外ではよくあります。そのシードルと共に、「バスク風の若鶏のトマト煮込み」を食べたいですね。特にズッキーニやナス等の夏野菜も一緒に煮込むことも多く、中にはライスをつけることがあります。

そしてスイーツもバスクの魅力。ガトーバスクはどこの店頭でも見られる名産品で、アーモンド入りのサブレ地に、サクランボを入れて、バスクなに十字をつけて焼いたお菓子です。カスタードクリームも入っている時もありますね。何しろ、フランスに初めてチョコレートが伝来した町はバイヨンヌと言われており、ショコラトリーにおいしそうなチョコレートが並べられていて、どこも頬っぺたが落ちそうです。

バスク地方といえば、フェリア。もとは収穫祭の一種で、スペインバスクのイルーニャでは牛追い祭りが有名ですが、バイヨンヌではそんなおっかないことがせず、観光客の集まる8月にただただ飲み明かすだけ。5日間、お祭りの雰囲気が昼夜を問わず通りを支配します。。

一度は訪ねてみたい、食べてみたい、踊ってみたい、フレンチバスクですね。

【今日の一曲】
フェリアのハイライトで歌われるのは、バスクの国歌と言われる、Pena Baiona。エンドレスに合唱がバイヨンヌの町に響きます。人々は伝統的なバスクの服を着ています。シャツと白いズボン、スカーフ、ベルト、赤いベレー帽…。この雰囲気に酔ってください。

書いた人:Monsieur F

画像:Joaquinsanca/Pixabay

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