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「まんだんフランス昔ばなし」~10歳の子供と学ぶ、フランスの歴史第二弾

パリに住む親子の会話を通して、フランスの歴史を少しずつ学んでいきましょう!

娘 「パパ、この間はローマ人がやってきて、いろいろな文化を伝えたところまでだったね。」
父 「そうだね。4世紀ごろ、もともとヨーロッパ各地に住んでいたゲルマン民族が、大移動を始めて、この地域にも進攻し、ローマ人たちを追い出してしまったんだよ。」

娘 「とっても文明力の高かったローマ帝国も、あっけなく攻められちゃったのね。」
父 「そうだね。肥沃な農地で育った「パン・ワイン」文化が、狩猟に長けた「肉・ビール」文化にあっさり負けたってとこかな。そして、今のフランス北部にフランク王国、今のブルゴーニュ地区を中心にブルグンド王国、そして、トウールーズを本拠として西ゴート王国を作ったんだよ。」

父 「5世紀になって、フランク王国のクローヴィス王がブルグンド王国を滅ぼし、西ゴート王国をイベリア半島に追い出して、次第に支配地域を広げていく。背景には、クローヴィスがカトリックに改宗して、ローマ教皇のお墨付きを得たことが大きかったんだ。」
娘 「それから、フランク王国は安泰になったの。」

父 「いや、そう簡単ではないんだ。やがて8世紀に入ると、イスラム勢力がイベリア半島を制圧し、西ゴート王国を滅ぼして、ピレネー山脈すら越えてきたんだ。フランク王国はトウール=ポワチエ間で撃退して、必死に陣地を守り切った。その後、ローマ皇帝の称号を得たカール大帝が、領土を広げていき、フランスどころか、現在の西ヨーロッパほぼ同地域まで支配していったんだよ。」
娘 「カール大帝って凄かったんだね!」

父 「そうだね。彼は文盲だったが学問を奨励した人で、この時期、アルファベットの小文字が発明されたんだ。また国が安定し始めたこの時期に、荘園が形成されはじめ、地主、領主、騎士、農民という階級が出来てきて封建社会になっていったんだ。」
娘 「安定した時代がやってきて、めでたしめでたし?」

父 「ん~、それが偉大な皇帝が世を去ると、また混乱が始まってしまったんだ。843年、ウェルダン条約によって、フランク王国は分割されしまうんだ。現在のドイツに当たる東フランク、イタリアやベネルクスに当たる中部フランク、そしてフランスの原型になる西フランク王国に分裂したんだ。」
娘 「いよいよ、現在の国々に近くなってきたのね」

父「10世紀に入り、パリの領主だったカベ―家が王位についてから、フランス王国という名が文献に登場するんだ。ただ、ちょうど侵入してきたバイキングと言われるノルマン人やら、各国の封建領主やら、もちろんローマ教皇やらが勢力を保ち、王家は名ばかりではあった。」
娘「農民たちも大変ねえ。身分の上の人たちが争いばかりしているから」

父「本当だね。でも一方で、春、秋と休耕地をうまく活用した三圃制農業が発達したり、農農業技術もアップして、農業生産力がすごく上がったんだ。それで、あまった作物を取引する商業や貿易、そして決済する貨幣経済への発展の素地が作られていくんだね。」

※フランスの歴史は諸説あります。当原稿はあくまで有力な説に基づくものであることを了承ください。

書いた人:Monsieur F

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