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「あの人は大きいねえ」2021/5/2

今日覚えたい表現「あの人は大きいねえ」
どう訳しますか?
まず「あの人」をイメージしてください。イメージせずに書き始めてはいけません。文字は平面的で、イメージは立体的で具体的なのです。どんなタイプの「大きい」人ですか?

まず思い浮かぶのは「背が高い人」ですね。
人の身長が高いと時には、形容詞 grand を使うのが自然です。
Il est grand.
背が高いことよりも「体積が大きい」すなわち「太っている」ことを伝える場合は別の形容詞 gros を使います。
Il est gros.
体積は大きい人だけれどむしろ「いい体格をしている、がっしりしている」とプラスの評価をしたい時には、別の形容詞がぴったりです。
Il est costaud.
見かけの話ではなく、惜しみなく自分が持っているさまざまな物を人に分け与えたりできる、「心が広い」を言う意味に解釈も可能ですね。そんな時には
Il est généreux.
特に「寛容な、許容範囲が広い」人には、次の形容詞も使えます。(ただしうまく使わないと「甘い」というニュアンスを含むことがあります)
Il est tolérant.
ご参考まで。

「形容詞に訳は似合わない!」2021/5/3

今日覚えたい表現:「形容詞に訳は似合わない!」
Il est grand.
必ずしも grand は「背が高い」ということだけを意味する訳ではないのです。
イメージが2次元に広がれば、その時には grand という形容詞の出番です。

C’est une grande fille.
一人前の成人した女性

un grand restaurant
高級レストラン

c’est un grand buveur
酒飲み

un grand problème
大きな問題

Il est gros.

必ずしも gros は「太っている」ということだけを意味する訳ではないのです。
イメージが3次元に広がれば、その時には gros という形容詞の出番です。

une grosse voiture
全体的に大きな車
(une grande voiture が高級車や背が高い車など、いくつもの解釈が可能です)

une grosse somme d’argent
大金

un gros livre
分厚い本

⚠注意
une grosse femme
太った女の人
une femme grosse
妊婦

Il est costaud.

必ずしも costaud は「いい体格をしている、がっしりしている」ということだけを意味する訳ではないのです。
『しっかりをした」というイメージが広がれば、その時には costaud という形容詞の出番です。

Le vin est costaud.
味がしっかりとして強いワイン

Il est costaud en maths.
やつは数学に強い

1次元の「高い・大きい」は haut が担当します。

La température est haute.
高温である。

La tour est très haute. ←リエゾンをしてはいけません
タワーがとても高い

Le soleil est encore haut.
日はまだ高い

ご参考まで。

「オンセツノススメ」2021/5/4

今日覚えたい発音:何度目かのオンセツノススメ 2021/5/4

Au revoir, à la semaine prochaine ! Bonne fin de soirée !!
さあ、今日も音節を数えてみましょう。
Au revoir.
これは大丈夫ですね?
念のために辞書を引いてみましょう。
(パソコンから簡単に辞書にアクセスできるので楽ちんなのです)
[o r(ə-)vwaːr]おなじみの、謎の [(ə-)] が出てきましたよ。[ə]は要るの?要らないの?
[ə] の母音はデフォルトでは「発音しない」と考えるほうがいいのです。
という訳で [o rvwaːr] でいいですね。
!!!とはならないのです!!!
ここからが腕の見せ所です。←何の?
この [ə] が発音されなくなったことで、少し前後に変化が起こります。
[ə] を発音しないと、[rvw] と子音が2コと半子音1コが並ぶ発音しづらい状況が生まれてしまいました。
そこで2コ並んでいるの子音の真ん中で分けます。

[or vwaːr]となりました。
まだ変化することがありますよ。
最初の [o] の後に子音が続くことで、音節の最後の音でなくなってしまいました。そんな場合は [o] が [ɔ] になります。(専門用語では、開音節が閉音節に変わった、ということです。)
次に続く子音を発音する準備をするために、狭い母音 [o] が広い母音 [ɔ] に変わったのです。僕たちも「オー」と母音を伸ばしてみると口が勝手に開きますよね。それは次に「口の中で何かをする」という準備なのです。
標準フランス語の正解は
[ɔr vwaːr] となりました。← [ː] は今回は扱わないこととします。どちらでも問題ありません。
したがって「2音節=2母音」ですね。[ɔ] と [(w)a] ということです。
あっ、長くなってしまいました。
続きは明日です!
à la semaine prochaine ! Bonne fin de soirée !!
の発音記号及び音節を数えてみてくださいね。
辞書の発音記号と実際に話されている音を書き取った発音記号では、多くの場合「違うもの」です。
ここが「腕の見せ所」です!←何の??

オンセツノススメ② 2021/5/5

Au revoir, à la semaine prochaine ! Bonne fin de soirée !!
さあ、今日も音節を数えてみましょう。
今日は “à la semaine prochaine” です。
では早速辞書で発音記号を確認しましょう。
[a la s(ə-)mεn prɔ-ʃεn]なるほど。
今日も真ん中あたりの [s(ə-)mεn] が問題になりそうです。
[ə] を発音するとすれば [a la sə-mεn prɔ-ʃεn][ə] を発音しない場合は [a las mεn prɔ-ʃεn]こういった音の切れ目になります。
昨日も書いたように [ə] は発音しないことを基本に考えたほうが「今のフランス語」の発音が見えてきます。
[ə] を発音しない場合は、子音 [s] が母音の支えを失い、別の母音を探したくなるのです。
後ろは子音なので、より安定して発音しやすくリズムを作る母音を探すと、直前にあるではないですか。
結果的に [a] にひっついていき、[las ≒ ラs] のような音になります。
この表現を自然に発音すると5音節です。
またスペースに余裕があるので(まだ読めますよね?)、Bonne fin de soirée. も確認です。
辞書を引いてみます。

[bɔn fε̃ d(ə) swa-re]また (ə) が出てきましたよ。悩ましいですねえ。
昨日の au revoir [o r(ə-)vwaːr]今日の à la semaine prochaine [a la s(ə-)mεn prɔ-ʃεn]そしてこの bonne fin de soirée [bɔn fε̃ d(ə) swa-re]ほぼすべて同じ音の並びです。
「母音ー子音ー(ə)ー子音ー(半)母音…」
おわかりになりましたね。
bonne fin de soirée も [bɔn fε̃d swa-re] と [d] の音は左の母音にくっついてしまいます。
この表現を自然に発音すると4音節です。5音節で発音しても問題はないのですが、全体にモッチャリした印象を与えます。
(「モッチャリ」って通じるのだろうか。スッキリせずに「重い」ということです)
もう一つ音の変更点があります。
médecin という語を耳にした時真ん中に「ツ」のような音を感じませんか?

[d(e)-s]という並びの時には、[d] の音が右にある無声子音の影響を受けて [t] になってしまうのです。この現象を「同化」と呼びます。
同様に自然な速さで “bonne fin de soirée” が発音されると、真ん中あたりで「ッワ」のような音が聞こえるのは当然のことなのです。
皆さん自分の耳を信用しましょう!
そんな聞き取りにも役に立つ発音講座が7月23日に開講されます。
詳細は「近日発表」です!!
いましばらくお待ち下さい。

今日覚えたい発音:兄弟はいません。姉も妹もいません。2021/5/8

Je n’ai pas de frères.
Je n’ai pas de sœurs.

ネイティブが自然な速さで発音すると、思ってもいない音が聞こえてきます。
「パットゥ」って何?

pas de … の箇所がそう聞こえるのです。
「de なのに?」

まあいつもの「同化」です。
de の後に無声音で始まるが続くと、de が後続する子音の影響を受けて [t] になるというルールです。
ルールと言うか、フランス語話者ならではの「ふつうのコト」です。

日本語で「わかるの過去形は」と聞かれたら、「わかった」ですね。
「行くの過去形は」と聞かれたら「行った」ですよね。

この「っ」ってどこから出てくるの?

「だってどういうものだから…」

音声とは、基本的にルールが存在するのではなく「言いやすい方に流れる」→「ルールができる」なのです。
最初の「言いやすい」とは母語話者にとっての話なので、僕たち外国語話者には理解し難いのです。

音節や同化が気になる方に、良い講座があるのですよ。
参加して「手を叩くきながら発音する楽しさ」や「個々の発音と同じくらい大切な音節」を身に着けませんか。

世界中で、日本語で、誰でも参加できる「音節」を知る講座って、これだけですよ。
たぶん…
https://bit.ly/3nT3kxo

今日覚えたい文法:今何時ですか? 2021/5/9

町で尋ねられることも少なくなりましたよね。みんなスマホを持っていますもんね。

フランスは少し状況が違います。日本よりも頻繁に時刻を尋ねられます。
スマホを取り出す前に目の前にいる人に聞いたほうが早いから。
町に時計はないし、あっても正確でないことが多いから。

見知らぬ人に時刻を尋ねる時には、まずなんと言いましょうか?
そう、まずは « Bonjour, monsieur. » もしくは « S’il vous plait, monsieur. » ですよ。

次にやっと肝心の「今何時ですか?」と質問をしてください。
Il est quelle heure maintenant ?
通じますが、自然な表現ではないと感じます。

1. 「今何時ですか」の「今=maintenant」は必要ありません。目の前にいる人に現在形を使って尋ねているのですから、「今」は無駄な情報なのでしょうね。

2. 時刻を他人に広く伝える時(確認する時)や、時計があることがわかっているのに見えないときには Il est を使うのですが、見知らぬ人に時刻の確認をする場合や、目の前の人でもその人の時計で何時であるかを尋ねたい場合は Vous avez のほうがより自然な表現です。

テレビのアナウンサーは Il est 7 heures. と広く伝え、受付のスタッフにそろそろ授業の開始時刻だと思って確認する時には Il est quelle heure ? C’est l’heure, non ?(今何時、もうそろそろ時間かな)と言います。

一方、道で時刻を尋ねる時には Vous avez l’heure, s’il vous plait ? がもっとも自然な表現でしょう。Vous avez quelle heure ? も可能だと言われていますが、ぼくは耳にしたことはありません。

今はランチも終わった1時45分です。さあなんと答えますか?返答はいかなる場合でも Il est … で問題ありません。

Il est 13 heures 45.
重いなあ。無駄なことが2つあります。

1. お昼の12時は midi、夜中の12時は minuit が自然だし、日本語でも「13時」って言わないでしょ。聞かれている人はランチ後ってことは認識しているので une heure でいいのです。いや une heure が遥かに自然です。

2. 45 も重いですね。もっと楽な moins le quart を使いましょう。
Il est deux heures moins le quart. がいいですね。(南フランスの一部の人は moins un quart というようです。)
乗り物の時刻を伝える時には「24時間制」を採用する必要があります。駅で切符を買う場合や自分の乗った航空便を伝えるときなどです。

Donnez-moi un aller-simple Paris-Bayeux, s’il vous plait. Je voudrais partir vers 18 heures.
Mon vol arrive à Roissy le dimanche 9 à 22 heures 45.
13 heures 以降の時刻の表現と et quart / et demie / mois le quart / moins 5、これらの表現を組合わすることはできないことも注意しておきましょう。

Il est midi. C’est l’heure. Je vais déjeuner. J’ai une faim de loup !

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